近年では子どもが生まれてから早い段階で幼児教育に興味を持たれる人が多くいます。そもそも、幼児教育とは何なのでしょうか。本当に効果はありますか。そこで今回は、「幼児教育が必要とされる理由」を解説します。

幼児教育とは?


幼児教育とは、幼児の生活に関わるすべての場においての教育のことをいいます。3歳~5歳の子供が該当する年齢とされています。この時期の子どもに対して、家庭や教育施設などの場所で適切なやり方で教育を行うと、情緒や人間性、学力など、さまざまな力を伸ばしていくうえで欠かせない基盤を効率良くつくることができます。

そんな幼児教育ですが、改めて効果はあるのでしょうか?結論からいうと、しっかりとした研究データがあり、幼児教育には効果があると言われています。

幼児教育が必要とされる理由

脳の形成は3歳で決まるから

昔から「三つ子の魂百まで」という言葉があります。このことわざは[3歳ごろまでに形成された性格は、100歳になっても変わらない]という意味です。この時期に人格や脳の形成が決定します。ですから「幼児期に人間形成の基礎が築かれる」と文部科学省は示しています。幼児教育は人間の暮らしに大切な要素を身につけるための時間として、世界中で重要視されてきました。

自己肯定感を育む

自己肯定感とは、「自分は大切で価値がある存在だ」という感覚のことです。自己肯定感が高いほど受験や就職の際に役立つといわれています。 幼児期に成功体験を得た経験から「自分はできる」という強い意志が備わっているので、難しい問題に対しても挫けることがなく、成功する自分の姿を明確にイメージすることができるでしょう。

就学準備が整う

子どもが成長して小学校に入れば、勉強や集団行動をする機会が増えるようになります。もし幼児教育を経ていないなら、子どもがそのまま小学校に入って、急に変わった環境に適応できなくなる恐れも出てきます。このような不安を取り除くには、幼児教育は必要です。

子どもの才能を伸ばせる
行動遺伝学の代表的人物で、慶應義塾大学教授・教育学博士の安藤寿康氏は、遺伝と環境が人間に影響を及ぼすことを研究しています。人間の認知能力や人格は外部との関わりによって定まっていくと安藤氏は考えました。3~5割ほどしか遺伝の影響を受けません。

まとめ


人の一生を考えたときに、幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎・能力や才能の芽が培われる極めて重要な時期です。幼児教育を子供の成長に活かすには、毎日こつこつ続けることが大切です。遊びや日常生活の中にうまく取り入れ、親子で一緒に楽しみながらできるといいですね。